小田原の清閑亭を見学して、蔵cafeでランチをいただいてきましたので、ご紹介します。〔25年12月訪問〕
概要
年末の箱根離宮からの帰り道、小田原で「清閑亭」に訪問です。
今回訪問するまで知らなかったのですが、明治時代の侯爵の別邸だったところだそうです。
清閑亭は、明治時代に活躍した黒田長成(ながしげ)侯爵の別邸として、1906年(明治39年)に神奈川県足柄下郡小田原町(現・小田原市南町)に建てられました。
旧小田原城三の丸外郭土塁の南向き傾斜地に位置しており、晴れた日は母屋から真鶴半島や大島を望む相模湾や箱根山を一望できます。
建物は、格式ばらない数寄屋(すきや)風の造りで、平屋と二階家が連なっています。建物内には板絵襖や網代組天井など優れた意匠も見ることができます。
〔小田原市のウェブページより〕
駐車場から入口へ
ちょっと離れたところに駐車場があります。
最初は分からなくてお店の前に行ってしまったのですが、そちらは、対向車が来たら大変そうな狭い道でした。駐車場は、大通りからすぐです。

駐車場から、小田原城の天守閣が見えます。

駐車場から大通りを進み、1本先にある道に入ります。曲がり口に看板が出ています。

坂道を登っていきます。坂を上ったところ、正面に見えるのが入口です。道は、そこから右に曲がっていきます。

入口
こちらが、入口です。坂の中腹にある感じです。

奥に建物が見えます。

入口脇の看板です。小田原市が建てたものだと思いますが、あちこちにこのような解説があって、便利です。
先日も、箱根板橋の山縣有朋の別邸を訪問しましたが、そちらも、小田原市が整備していました。

入口にこんなオブジェがありました。

敷地の中で、さらに坂を上っていきます。建物は、この坂を上った先の左側です。

建物
こちらが「清閑亭」の建物です。

建物の前に駐まっているこの車。清閑亭送迎車「御駕籠」だそうです。
小田原駅まで無料送迎を行っております。(要予約)
コース料理をご利用のお客様に限り、お駕籠風のエコカート送迎車での無料送迎を行っております(要予約)。
城下町小田原の風情を感じさせる武士や貴族の乗り物「御駕籠(おかご)」をイメージした造りとなっており、環境にも配慮した電気自動車です。
一度の送迎で最大6名まで、少人数でもお気軽にご利用ください。
ご利用の方は前日までにお電話にてご予約ください。
※送迎対象コース:天神・八幡・まる鍋・水炊き
〔小田原別邸料理清閑亭ウェブページより〕

建物は、2階建てです。

そして、その脇に入口があります。

2005年に、国の登録有形文化財になったそうです。

「小田原別邸料理清閑亭」。入口にメニューが出ています。
「株式会社JSフードシステム」という会社が利活用事業者として小田原市と契約して提供しているということで、2024年3月に開店したとのことです。
お座敷と蔵cafeがあります。今日は、蔵cafeを利用します。

ちなみに、この株式会社JSフードシステム、小田原の会社で、小田原・箱根界隈で何店舗か飲食店を運営しているようです。仙石原の「じねんじょ蕎麦 箱根 九十九」には、行ったことがあります。繁盛していました。
お庭
お庭や2階の見学は、自由にできるようです。
清閑亭2階及び庭園は、どなたでも見学することができます(安全面の確保のため、従業員へのお声がけが必要)。
ただし、休館日(不定休)は見学いただけません。
〔小田原市のウェブページより〕

建物の裏側から、正面に回っていきます。

高台にあるので、景色が開けます。

相模湾が良く見えます。

立派な松が植えられています。

そして、梅が数輪咲き始めていました。日当たりが良くて、暖かいのかもしれません。

1階のお座敷では、このお庭を見ながらお料理がいただけるようです。

そして、建物2階も見学をすることができます。

2階の見学
少し急な階段を登ります。

先程見たお庭の景色です。高台にあるのが良くわかります。

清閑亭周辺は「天神山」と呼ばれる、箱根からのびてきた尾根の先端部に位置しており、晴れた日に2階から一望できる真鶴半島や大島などの相模湾はスタッフのイチオシです。
〔小田原市のウェブページより〕
お店の人の説明によれば、一夜城側を楽しむため、海側は目隠しになるように目の前に松を植えたそうです。

確かに、海の景色の真ん中に木が立っている感じで、ちょっともったいない感じがします。

天井と欄間です。

裏側は、こんな感じです。先程の「御駕籠」も見えます。

待合室
さて、蔵cafeは、予約できないので、席に案内されるまで、待合室でしばらく待機です。
いろいろと取材されているようですね。

1階の待合室前からも、お庭がみえます。

反対側の廊下にも、陽が差し込んでいて、暖かそうでした。

お店の人によれば、この日は天気が良く、年間20日弱しか見えない利島が見える、とのことでした。水平線にうっすらと見える三角の島です。

待合室の天井とシャンデリアです。これも、当時のもののようです。

蔵cafe
しばらく待合室で待った後、蔵cafeに案内されました。3組待っていて、一緒に入りました。
蔵は、建物の裏側にあります。
暖簾が下がっていて、ちょっといい感じです。

ちなみに、トイレにも、暖簾です。

入って正面に額が掛けられ、棚の器はライトアップされていて、綺麗でなかなか良い空間です。

お座敷の方の飲み物も、ここで作っているようでした。

こんなたくさんお盆が置かれていました。

蔵cafeでは、飲み物、甘味のほか、お食事もいただくことができます。

お食事は、「市松寄せ鮨」か「北条五代いなり」です。

市松寄せ鮨をいただきました。
ほうじ茶は、お代わりできません、とのことでした。

寄せ鮨の器は、使い捨て。上に解説の紙が置かれていて、分かりやすいです。なかなか合理的ですね。

乗せられたお魚は地魚も多く、思ったよりもしっかりとしていて、美味しくいただきました。

総評
小田原の清閑亭。小田原城に近い高台にある建物で、一度見る価値はあるかな、と思います。
小田原別邸料理清閑亭の蔵cafeのランチは、ちょっと高めですが、なかなか美味しかったです。ちなみに、清閑亭の維持・保存を目的とした施設保全協力金として、一人550円が加算されます。

